5月22日、牛牧区恒例、春の山作業がありました。
ヒノキ林の手入れと山の保全を目的とした・・・労役って言っちゃっていいんすかね。各戸、誰かしら参加しないと出不足金を支払うことになります。牛牧の大抵の家には、この山作業でしか使わない全長1.5mもある大鎌があります。牛牧区に転入するとこの大鎌を安く買える斡旋の仕組みがあって、右も左も分からないうちに見たこともないような巨大な鎌を買うことになります。
この日は標高700mの集合場所から1,000m程度のところまで約1時間かけて移動してからの作業でした。最初に作業の安全講習があって、作業場所の説明を受けて移動を開始します。
昇り始めて40分くらいのところで松の木に道路標識(笑)があります。ここから先は足の幅しかないような獣道より少し狭いくらいの道を10分ほど進みました。
こうやって下草を刈り払っていくのですが、大鎌はいくら振り回してもこんなか細い下草は撫でるだけで切れません。小鎌や鉈や鋸を駆使して作業を進めます。太さ1cmくらいの幼木くらいが大鎌の得意な範囲ですね。
そんな山作業ですが、ここ2年ほど昼までの半日作業なので昼には下山しますが、以前は1日作業だったので山の上でお昼でした。もう「大変だ」とか「嫌だ」とかばかり言ってたってつまらないので、中にはお昼に山の上で調理を始める人が現れて、牛牧区での生活を前向きに楽しんでいました。
今では見られなくなった光景です。
それでも山作業の先輩達が「お、上物発見!」と着火に便利なファットウッドを見つけてくれるので、たまにそのおこぼれにあずかってお宝をお持ち帰りすることができます。
そうだ、近々キャンプしよ。
以上、牛牧区春の山作業レポートでした。この山作業、次回は秋です。今度はどんな場所に連れてってもらえるのでしょうか。