もうちょっと楽な餌のとりかたあると思うんだ~カワガラスはこの寒いに水中で採食

水かきもないのに潜って採食

カワガラス 留鳥


スズメ目カワガラス科カワガラス属カワガラス
カワガラスはカラス科じゃなくて独立したカワガラス科。黒っぽくて艶があるから「カラス」でまとめられた感じ。
東南アジアの鳥で、日本でも北海道から九州まで広く分布しています。カワゲラやカゲロウの幼虫や小魚を食べるので、河川の中流から上流、渓流に生息しています。

2024.12.25撮影

おなじみの天竜川で、その本流に点々とある石の上に、こんな鳥がいるなんて知ってました?
ま、いるって言ってもたぶん1羽かそこらで、見れる日と見れない日がありますけどね。
水かきがないので、とても潜水する鳥には見えませんが、果敢に天竜川でも潜るんです。

12月の寒いに、天竜川の水に頭を突っ込んで餌を探す様子、撮ってきたので見てください。見てるこっちが寒いっすわマジで。

羽毛の撥水効果すごいっすね。握力が強いらしくて、岩をがっちりつかんで流されないように踏ん張るんですって。それでもま、これは浅いところでやってることで。もっと川の中央で果敢に潜ろうとするシーンが次の動画。

もう泳ぐとか潜るとかじゃなくて、最後は普通に流されてしまってますけど、それでもあきらめずに餌を探すため、何度となく潜水を繰り返します。
こんなことして餌を採ってる鳥がいたなんて。こんな苦労してカワゲラの幼虫何匹食べたら間に合うんすかね。

2024.12.28撮影

上の写真でも分かりますが、水かきがないんです。それでも天竜川の激流の中に潜れるのは、川底の石をがっつりつかんで歩くとか、翼を使って水中を飛ぶように進むからなんですって。

高森町内でも大島川とか行きゃ、もっと楽に餌探せる場所ありそうなもんですけどね。ホント、教えて差し上げたい。

2025年2月12日追記---
今までに何度も通ったことのある場所で初めてカワガラスを発見。ずっと前から普通にいたはずですが、今までは「カワガラス」という存在を知らなかったので目に入らなかったんです。

2025.1.19撮影

目がカワガラスを学習してしまえば、田沢川でも大島川でもカワガラスは普通に見かけます。知らないから気づかなかっただけで、いるもんだ。

2025.1.20撮影

2025.1.28撮影
せっせと苔を集めてる。巣作りが始まった?

2025.2.12撮影

寒波の到来で苔が雪に隠れている間はカワガラスの姿を見る回数が減っていました。採食場面にも出会えない日が続いていたんです。数日続いた雪もやみ、雪が融け始めたので苔集め再開。この場所では4羽、2組が巣作りをしているようです。

2025.2.14撮影

滝の裏に巣を作るという話ですが、このカワガラスは堰堤の水抜き穴を巣にしている様子。

2025.2.14撮影

落ちてくる水をかいくぐって穴に飛び込みます。

2025.2.14撮影

出てくるときは、羽ばたかずに水と一緒にスカイダイビングする感じ。

2025.2.14撮影

このくらい落下してから羽ばたきだします。

2025.3.14撮影

瞼は真っ白なんすよね。

「高森町の動植物」161ページ
ほとんどの生活を川で過ごす、カラスの色をしたムクドリくらいの大きさの鳥で、支流の代表種です。谷川を「ピィッピィッ」と鳴きながら水面すれすれに飛んだり、流れの中を歩いたり、水中に潜って餌をあさったりする姿をよく見ます。冬期には天竜川で見かけても、春から夏には支流でしか見られません。季節によって周辺の川を移動していることが考えられます。
石の上などに止まった時に尾羽を立て腰を上下に振っているのが特徴的です。堰堤や滝の壁にできた穴にコケで巣を作って、子育てをすることがよく知られています。高森町では大島川、南大島川、大沢川の堰堤で繁殖の確認ができました。見つけた巣からは親鳥に餌をねだる雛の大きな声が聞こえ、それにこ答えるように親鳥が川の中から捕まえた虫を子どもたちに運んでいる光景を見ることが出来ました。

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