3月25、26、27日の3日間にわたって開催される7年に一度の祭、「飯田お練りまつり」に参加するため、虎舞擁する新田地区は2月19日から毎週土曜の夜に稽古を開始します。
当初はもっと早く稽古を開始する予定でしたが、コロナ感染症が飯伊地区で拡大していることもあって、開始時期を遅らせることにしたそうです。また雄雌2匹の白狐が端唄「紀井の国」に合わせて踊る狐踊りは子ぎつねの参加を見合わせることが決定しており、子虎の舞は今後の状況を見て判断することになったそうです。コロナ対策をしたうえでの稽古はいろいろとやりづらいところも出てきて、新田虎舞保存会役員の方は大変だと思います。
今回は虎舞金太郎飴を作って売り歩く予定ということなので、こちらもお楽しみに!
虎舞は、約300年前から伝わる虎頭と狐面を、大正4年の天皇即位の御大典に披露したことが始まりとされています。囃子は勇壮な「真金」と、優雅な「大門」の2曲。伝統継承のため、10年前からは子どもたちの「虎の狐団」を結成して「子虎の舞」や「子狐踊り」も加わりました。だいたいが獅子なので、虎舞は全国でも珍しいといわれています。雌雄2匹の白狐による狐踊りは飯田の芸者衆から教わった踊りを端唄「紀井の国」に合わせて踊る珍しいものです。