舟券売り場についての請願
9月議会に「舟券売り場建設に反対する会」から請願書が提出されました。この請願3号 上平河原へのボートレースチケットショップ(舟券売り場)の建設に反対する請願書について、その後。
請願の趣旨
この請願は、舟券売り場建設に反対する会 から出された請願です。
上平河原へのボートレースチケットショップの建設計画は、周辺および町全体のイメージダウンにつながる心配があり、ギャンブル依存症や、子供たちの教育環境への課題がある。舟券売り場は問題が多いので作らないでほしいという願いから、建設反対について、議会の議決を求めるものです。
議会:請願者本人から直接、請願内容の詳細をお聞きするために、参考人としてお呼びし説明をお願いしました。
各地区の住民意向調査は、どういったやり方で調査をしたのか。
反対する会が行った調査ではない。地元地区が自主的に「同意を求められたら地区長として返事に困る」ので、聞いてみようとして行ったもの。
住民投票について1戸1票の場合、1世帯で賛成・反対があった時、世帯主の考えかと思うが、人数でなく世帯か。
誰が書いたかわからないが、1戸1票。
アパートがあるが、アパートの住人も含んでいるか。
今回の投票は、地区に入っていない人は投票できない。町営住宅の皆さんは入っている。
意見書に「一部住民から建設反対の要望書が出されました」とあるが、先ほどの1000名を超える署名の事を言うのか。
意見書は議会から出されるものなので、一部住民からの要望書は、今、請願を指すものです。
1000名集めた署名はどこへ提出するのか。
署名は提出するためのものではない。反対する会が運動を進めてきた。署名は、直筆するもので精神的にも肉体的にも制限されるもの、山吹区の皆さんに訴えてお願いしたところ 1000 人余の署名をいただいた。
地権者について、地域の仲間として、どのように考えておられるか。
地権者の方々は、ギャンブル施設ができることに、土地を提供したかどうかわからないが、この問題が長引けば長引くほど地権者の皆さんは売れるものが売れなくなる。率直に感想を言わせてもらえば、早く NO を言って解決して、そういう施設ならいいねと言われる所に転売とか使ってもらえれば、いいと思います。はやく結論を出すことが大事。
ギャンブルとは、どういうものをギャンブルとしているか。
私の考えるギャンブルとは、賭け事、昔の言葉で賭博です。公営ギャンブルというのは、宝くじ・舟券・競馬・競輪。パチンコも、ギャンブルといわれますけれど、お金を使って遊戯をする遊戯場。ギャンブル依存症の観点から言えばパチンコも確かにギャンブル。
競馬・競輪・競艇・オートレースの競技が、なぜ公営なのか承知していて、それでも反対となっているところをお聞きしたい。
公営という意味は、ギャンブルは、だめですということ。ただし、事情があって公営として認めようとなった。この世の中で、汗を流さずにお金を得ようとする賭け事はよくないが基本、なぜ公営なのかはわかりません。それを作ることを認めるかどうかは地元の声を聞いて判断するものと思います。
自分たちの回りに、舟券売り場ができた時に、「恩恵」といったものがあると思うが、周りで恩恵受けていたと感じられること、目にしているところがあるか。
舟券売り場があることでの恩恵のことですか。○○○さんに伺うと車を贈ってもらいました。反対する会のビラを持っていったら、賛成も反対も言えませんという答えであった。意味をご理解ください。
予定地に券売り場ができれば、賑わっていくと思われますか。
お金を得ようとする人たちが集まってもきても、賑わいとは言わないし感じられない。
委員からの報告
・地区ごとの意向調査の結果を資料として確認したい。
・反対が多いという事は聞いているが、地区長さんから、具体的な調査方法や数字的なものとか、お聞きする時間が欲しい。
・反対の意見を聞く機会は出来るが、議会としては、いろいろな意見を聞くことが大事だと思う。
・結論を出すには、賛成の意見を聞く中で、判断する必要がある。
・資料等集めて確認した上でないと、採決は出来ない。
・できれば継続審査にして、資料を集めた上で、時間をかけて検討する。
・正式な提出書類として、住民投票と1000名以上の署名を確認提示してもらいたい。
・この案件は町民の関心も高いので慎重に審議したうえで、最終判断したいと思うので継続審査にしたい。
・請願の説明をいただき、大勢の方が請願者の背中を押しているところを感じた。資料等提出いただき確認した上で、判断したい。
・この期間内に資料が整い委員会を開くことが可能であれば、再度開き採決をとったらどうか。
・時間的に間に合わないので、継続審査にしておき、時間をかけてしっかり審査することの方がいい。
討論では、継続審査にするか否かで、行いました。
資料を集め、住民の意見を反映するのが議会であるので、そういった資料を集めたうえで審査をしていくために継続審査としたい。
採決の結果、継続審査にすることについて、委員6人全員「異議なし」と認め、継続審査としました。
原文は高森町ホームペーPDFがあります。