
私が高森町で暮らし始めて17年くらいになります。その17年間、ずっと楽しみにしているのが冬の南アルプスの景色です。特に夕方、夕日を反射してオレンジ色に染まる3,000m級の山々。中でも満月の1日前、十四夜の月が昇る夕方は格別です。更に12月や1月は仙丈ケ岳と絡む場所から月が昇るので、なお嬉しいです。

12月は4日でした。午後4時頃、仙丈ケ岳の少し右から十四夜の月が昇ります。冠雪した3,000m級の山並みと月、1つめの見どころです。この段階は、冬でもまだ明るい時間に、こそっと現れる感じなので、断しているとまぁまぁ見逃します。
なぜ十五夜の満月じゃなくて十四夜がいいかと言うと、昇る時間がちょうどいいからなんです。月が昇る時間は毎日約50分ずつ遅くなります。翌5日になると、月の出はほぼ5時。けっこう暗くなってしまうので、月が出る頃には夕焼けも終わっています。
それにね、歳をとってテキトーになってきているのか、十四夜も満月に見えます。

2つ目の見どころは午後4時30分頃、空は青いながらも少し暗くなって、月が映えます。前山は暗くなり、南アルプスはオレンジ色に染まってきます。

晴天率が高い高森町だからこその景色。左から仙丈、北岳、間ノ岳、農鳥、塩見、烏帽子、前小河内、小河内、中岳、前岳。合ってるかな。

だんだん山のオレンジが抜けて、そのオレンジが空に移っていきます。

4時40分頃。3つ目の見どころがここかなー。濃いオレンジをバックにした南アルプス。そして月。

そして最後、4つ目の見どころ。4時50分頃には空のオレンジが更に上に移動、アルプスと、青い空とオレンジの空と月。
どの段階が好きかって甲乙つけがたくて、この移り変わりのそれぞれの瞬間が全部いいっすよ。
次は2026年1月の2日か3日の辺ですね。お正月休み中ですから、こんなときこそ月夜平に出かけてってみてはいかがでしょうか。たぶん次も仙丈ケ岳とからむ位置から昇るんじゃないっすかね。

これは12月5日の夜中に撮影した満月。

引っ越してきたときに、ご近所の方に「景色は1週間で飽きる」って言われたんですけど、まだ全然飽きないです。






























