例えばカヤクグリ 除雪後の道路は暗い藪に隠れがちな野鳥の観察チャンス

2025.2.8撮影

普段は暗い藪が大好き

カヤクグリ


スズメ目スズメ亜目イワヒバリ科カヤクグリ属
林や藪の中にいることが多く、夏は標高の高い山の上で過ごし、冬に低地に降りてきます。みかけるときはだいたい1羽か2羽で行動していました。藪の中の地面を歩いて地面の餌を探している印象です。
雪で地面が覆われると餌探しに苦労するようで、翌日の午前中に除雪された道路に出てきて、道路脇のの草むらをつついています。
カヤクグリは暗い林の藪の奥の地面を歩くので、見つけても写真を撮るのは諦めています。除雪後の道路は、普段の生息環境とは違う特殊な状況ですが、明るいところで観察できるチャンスなんです。

2025.2.8撮影

2025.2.9撮影

これは夕方4時近く。藪の中でも目立たない配色ですが、アスファルトと杉の葉でもいける色です。

普段それほど暗いところにいるってほどでもないけど、雪降った翌日が見つけやすい野鳥は他にも。

アオジ


スズメ目スズメ亜目ホオジロ科ホオジロ属
夏は明るい林の周辺にいますが、冬は藪っぽいところで過ごしているようです。これも雪の次の日が観察のチャンス。

2025.1.30撮影

2025.2.6撮影

カヤクグリもそうですけど、アスファルトの切れ目が好きですね、どーも。

カシラダカ


スズメ目ホオジロ科ホオジロ属
カヤクグリほど暗い藪じゃないのですが、カシラダカも藪っぽいところにいます。藪にいるときは人の気配に敏感ですが、雪の翌日は餌探しに必死のようで、近づくことを案外許容してくれます。

2025.2.7撮影

2025.2.7撮影

2025.1.12撮影

普段はこんな草むらにいるのですが、これは見つけらんないっしょ?
鳥がいると分かってもスズメか何かだと思っちゃいます。

2025.1.12撮影

これが普段の居場所

2025.1.12撮影

ね。いかにアスファルトにいるときが見つけやすいか。

撮影の運がなかったハギマシコ

2025.1.31撮影

これはサラッと雪が降った日の翌日の午前、陽が差して道路端の雪が融けたところでみかけた野鳥。不鮮明ですが、たぶんハギマシコ。慌ててシャッター切ったのでボケボケ、この後落ち着いて撮ろうとしたのですが、この直後に車が続けて通ったので、どっか飛んでって戻ってはきませんでした。逆光だし。

2025.2.8撮影

先週の寒波の間には、ジョウビタキのメスが除雪跡の道路に降りてきたのを見つけました。ジョウビタキが地面にいるのは珍しい光景ではないようですが。

2025.2.8撮影

こちらはルリビタキのメス。私の探鳥エリアではまぁまぁ見かけない鳥ですが、気温か採食の都合か、寒波の間だけは姿を見せてくれました。
ジョウビタキもルリビタキも、天候によって出没エリアが変わるのはメスが多いように感じました。オスは一旦決めた自分の縄張りから出ない傾向があるとか、推測ですが。

それでも出てこないクロジ

2024.12.19撮影

たった一度だけ藪の中にいるところを不鮮明ながらもやっと撮ったクロジ。他のみんなが続々と道路に出てきてくれるのにクロジは一向に姿を現しませんでした。

2024.12.19撮影

カヤクグリとクロジ、生活する環境の雰囲気は似てると思います。標高はどうなんすかね。

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