『マツカワたがやすかいぎ』が楽しそうでうらやましいよ~第6回は昭和女子大のみなさんがメインキャストです

第4回は飯田女子高3年生
小池さんご姉妹

7月16日、松川町の新井商店街から路地を入ったところにある「茶ろん ときわ」さんで、第4回たがやすかいぎを開催しました。

今回のメインキャストはこれまでで最年少の女子高生のお二人。飯田女子高校Eクラス3年生で「全国高校生マイプロジェクト2022」のファイナリストまで残ってロールモデル賞を受賞した小池杏奈さんと小池凛奈さんの姉妹です。
「学校を売ろう!」
驚きのキャッチコピーから始まったプロジェクトの紹介。ご自身が高校に進学するときに、学校の特色を見て自分の意志で学校を選んだものの、周囲の友人からは「高校なんてどこも一緒じゃないの?」と言われたことがきっかけで、「学校の魅力が伝わっていない」現状をなんとかしたいと思い立ったようです。
今は、中学生の進路選択を支援する活動に取り組んでいて、成績だけでなく、学校の特色や雰囲気を知ってから進学先を選んでほしいと、飯田下伊那地域の高校生による「高校合同説明会」の開催も計画しているそうです。
身の回りにあることから課題を見つけ出して、その解決に向けて具体的に取り組む。これって社会に出てから必要な姿勢。でも、なかなか大人でも難しいもの。それを高校生が実践していることに正直驚きました。
「探究活動で人生が変わりました」とお二人。
探究活動とは、「自ら問いを立てて、その解決に向けて情報を収集・整理・分析したり、周囲の人と意見交換・協働したりしながら進めていく学習活動」で、近年、学校教育の中で取り入れられています。
小池姉妹のすごいところは、探究活動を「学校の授業のひとつ」と捉えておらず、これから先進学しても大人になっても必要な姿勢であると捉えているところ。果たして社会人である自分たちがそんな姿勢をもって社会生活を営んでいるのか…参加者の中からは大人の反省とも思える、苦笑いやため息のようなものが聞こえてきました(笑)
最後に、「いつでもだれでも未来をつくるアクションを起こすことができる社会を」と語っていたのが印象的でした。

お二人のプレゼン後は、参加者みんなでぺちゃくちゃお話タイム。
「とにかくすごいの一言」
「とても高校生とは思えない」
「たくさんの大人に聞いてもらいたい」
「松川中学校でも発表してもらいたい」
「これからお二人がアドバイザーのような形でこの探究学習への向き合い方を後輩たちに伝えていけるとよい」
「役場の事業とも関わってもらえたら」
そんな声が聞かれました。
これから先、お二人が進んでいく道がとても楽しみです。未来にワクワクする時間でした!小池杏奈さん、小池凛奈さん、そしてご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!

第5回はプロダクトデザイナー
藤川穂さん

9月29日、たがやす会議ではもうお馴染みとなった新井商店街の「BAR#180(ワンエイティー)」さんで、第5回たがやすかいぎを開催しました。

今回のメインキャストはプロダクトデザイナー藤川穂さん。たがやす会議ではほぼレギュラーメンバーとして参加してくれていて、満を持しての登場となりました。
藤川さんは、マレーシア生まれ、山梨県育ち。幼少期は、風の谷のナウシカに登場する小型飛行機”メーヴェ”などをブロックでつくったりして育ちました。中学生の時にプロダクトデザイナーという職種があることを知り、大学で学ぶことに。そこでは、人工筋肉の模型なども制作したのだとか。その後デザイン事務所へ就職し、現在はオフィス家具を制作したり空間をデザインしたりしています。
これまでの活動や人との出会いから、何かを形にしていくときに、誰かを助けたり、誰かといっしょに作ったりすることが夢なのかな〜とぼんやり思い始めた藤川さんは、現在から未来に向けた第1歩として、4人の仲間と南信の森林の魅力を丸ごと届けることのできるような展示会を、11月に東京で企画したいと語ってくれました。
参加者からは
「森を丸ごと持っていくって発想が面白い」
「4人の仲間みんな個性的だから、どんな展示になるのか楽しみ」
「東京にみんなで見にいこうよ」
など、展示会の話題で盛り上がりました。
①何をつくろう-コト(企画)②何をつくろう-カタチ(デザイン)③どう作ろう-(設計)の重なる部分を意識しながらカタチ(デザイン)を責任を持ってつくるのがプロダクトデザインなのではないかというご自身のしっかりとした哲学や真剣さを持っている一方で、展示会を開催することで偶発的に起こるかもしれない新たな人や価値観との出会いなど不確実さや曖昧さすらも楽しんでしまう藤川さんの人間としてのスケールの大きさとその人柄にも、魅力があふれていました。

11月の東京での展示会、どんなものになるのかが本当に楽しみです!詳細が決まりましたら、こちらでもご案内していきたいと思います。
メインキャストの藤川穂さん、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

第6回のメインキャストは
昭和女子大Schopの皆さん

10月19日、昭和女子大学Schopの皆さんをメインキャストにお招きして第6回たがやすかいぎを開催しました。
今回もBAR#180 で開催させて頂きました。

昭和女子大学Schopの皆さんは、
「子どもの居場所づくり×農業」というテーマで活動していて、朝日新聞社主催の「大学SDGs ACTION! AWARDS2023」で自治体賞を受賞されました。
今後、松川町と一緒に何かできたらと、2泊3日で松川町にいらっしゃるちょうど良いタイミングだったこともあり、たがやすかいぎにメインキャストとしてお話して下さることになりました。
Schopの皆さんはこれから、
・畑を借りて、1年を通して野菜作りを子ども達が体験できるサービスを展開
・収穫できた野菜の1部を販売
・平日は学校に行きにくい子や地域の方の居場所としても利用してもらう
といった内容の事業を計画しているようです。

たがやすかいぎの参加者の皆さんとの意見交換会の中では、都会で実際にやっていく中での課題が見えてきたり、逆に松川町とコラボすることでできることもあるのでは?と新たな可能性も見いだせるような素敵な時間となりました!
何より、現役大学生の皆さんが事業の実現にむけて一生懸命取り組んでいる姿に刺激と感銘を受ける良い時間となりました。

参加したことはないのですが、写真から伝わってくる雰囲気は、リラックスしつつも真剣に自由に意見交換をしているように見えます。
メンバーも毎回固定でもなさそうで、減ってそうでもないし。こういう場を作って継続させるって、なかなか難しいと思うので、いつも「すごいな~」って感心してしまいます。

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