3年ぶりに開催された『焼來肉ロックフェス2022』が2日間の日程を終え、幕を閉じました。
過去2回、膨大な労力を費やして準備を進めながらも中止を選択、それは苦渋の選択でした。そして今年は「やるんだ!」という悲壮なまでの覚悟を笑顔で打ち出した今井さんの下に実行委員が結成され、1年間、コロナに負けない計画を練ってきました。
実行委員、ボランティアスタッフにとっては初体験の2日間でした。けっして短い時間ではありませんでしたが、終わってみればまるで一瞬の出来事のよう。
目指す集客にはまだ届いていないけど、日常の鬱屈した気分を吹き飛ばすための『お祭り』としての存在意義は大規模なフェスを凌駕している。だからこそ8年目を迎えられている。たぶん、昔の人が楽しんでいた盆踊りもこんな気分だったんじゃないかな。
イベントにお金は大事な要素。でも焼來肉ロックフェスにはお金で買えない、大事な何かが生まれてしまっています。そこに”祭”の本質があるように思えてなりません。
今日、片付け作業が行われているステージの照明は、夜11時を過ぎても消えることはありませんでした。そして明日、1週間かけて設営されたステージは1日で解体されます。
初参加のボランティアスタッフを務めた若者は大変な2日間を終え「楽しかった。また来年も来たい。」と、お客側ではなく、もてなす側の楽しさを見つけてしまった様子。
そして中核メンバーの一人がつぶやきました。「あ~、明日から来年のヤキフェスが始まる。」