山際とか、ちょっとした林の中から聞こえてくる、よく響く声。ムクドリ的な、もしくはヒヨドリ的な姿を想像していました。それが、たまに道路に飛び出してくる、あの、食べたら美味しそうな、一見、ヤマドリの雌かと思ってしまう、あの鳥だったとは・・・。
コジュケイって言うらしいです。ああいう形はてっきりヤマドリの雌だと思っていました。声と姿が一致していなかった~。
『高森町の動植物』より
役場南の段丘崖から「チョットコイ・チョットコイ」と朗らかに大きな声で鳴く鳥がコジュケイです。チャボくらいの大きさで、全体は暗い茶色をしていますが、顔の部分は赤身を帯びた茶色です。やぶの茂った林などに棲み、地面の草や落ち葉の下の木の実や虫などを食べています。雛連れの家族が道路を横切る姿を見かけることがありますが、驚くとそれぞれがバラバラに低く飛び林に潜り込んでしまいます。
元来、中国南部に生息する鳥ですが、1920年頃に狩猟鳥として日本に放鳥されました。今では、自然繁殖によって数を増やし、九州から東北までの雪の少ない地方に生息しています。
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