『ヤキフェス』のすごさ~地元で働く”普通”の人たちが困難を乗り越えてぶち上げるフェス。そこに生まれるヤキフェスだけの味わい。
7月16,17日に野底山森林公園で開催される『焼來肉ロックフェス』、通称ヤキフェスのエリアマップが公開されています。

コロナへの配慮も前向き
コロナを理由に中止を余儀なくされた去年の無念。
「今年はなんでかんで実施する!」
「そのために集客を減らす!」
「でもイベント全体の集客人数は減らしたくない!」
「どうする!?」
「・・・2日間やっちゃえば?」
「え゛~・・・いいね!」
これまで3つのステージがあったものを2つにして1日当たりの集客を減らす、その代わり2日間の開催にしてイベントを通しての集客は減らさない、え~関係各位ハードル上がってますけど大丈夫?
フェスだけじゃ食ってけんじゃん
例えば東京、人口が多いからイベントも多い。「プロ」が成立する場所。百戦錬磨のプロたちが集まって、盛大なイベントも難なく成立させてしまう。かわって飯田、イベントに関る「プロ」は成立しづらい。ヤキフェス実行委員はごく一部のプロを除いてほぼ素人。ノウハウも時間もない、毎日他の仕事をしている普通の人たち。ただ「音楽が好き」、ただ「地元が好き」その熱量だけで8年間このイベントを支えてきた。むしろ”熱い”イベント。「素人だからここまでで許してもらおう」そんな考えはない。目指す高みへ全力で向かう。ときにはケンカもする。離れていった仲間もいる。新たに加わる仲間もいる。叩かれることもある。遂げたいのはリニア開通に向けて”本物のイベント”としてヤキフェスを育て上げること。
何回目でも前回と”同じ”はない
第2回目が第1回目と同じではない、生まれ変わりながら常に挑戦を続ける。そこにヤキフェス独特の個性が生まれる。あたたかさが生まれる。その個性が、南信州を代表するお祭りとして形になりつつある。
そんなイベントまで、あと19日。