5月14日土曜日、アグリ交流センターで信州たかもり熱中小学校の第2回目の授業が行われました。講師はビジネスアドバイザーの小野裕之先生と早稲田大学マニフェスト研究所の中村健先生。
小野先生はまちづくりにかかわる事業開発・再生プロデュースを手掛けてこられた方です。歯切れが良いというか、遠回しな表現がないというか、すっきりした話し方をされる先生で、そこに引き込まれた生徒さん達が多かったようです。
私が個人的に胸に刺さった話は、「高森町は県外から人を呼ぼうと考えるときに、非常に立地が悪いところだということは自覚してください。都会の人間が自然を体験したければ八ヶ岳で良くて、その先さらに時間をかけて高森町まで足を延ばそうなんて、よほどの理由がない限り考えない。なんとなく親子連れが天気の良い日になんとなくやってきて、景色の良さを満喫するなんて映像は妄想でしかない。そんな妄想を捨て去って現実的なことを考えないとまちづくりは成功しない。」ということ。
また2時間目の中村先生の授業では、伊那から参加している生徒さんから「アグリ交流センターからの景色は別に良いと思わない。近くの駒ヶ根のほうがずっと良い。」という意見が出て、地域の魅力を発信してまちづくりを進めていくことの難しさを感じました。
たかもり通信を見てきたという一般聴講の方もおって、どーれ嬉しかったです。
次回は6月11日土曜日、マルマン株式会社の中田さんを講師にお迎えします。