初めて食べた「武蔵野うどん」が高森町民におなじみのお店で食べられるアレだった件

武蔵野うどん

先日、叔母を訪ねて東京の東久留米市に行く用事がありました。お昼に「武蔵野食べたことある?」と聞かれ、食べたことがないと伝えると「武蔵野うどんつくるから」と言われて出てきた料理が面白かった。

んんん?この、真っ白じゃなくてちょっとゴワゴワした感じの麺、既視感があるんですけど・・・。

このつけ汁は!
肉汁うどん『いちだ家』のうどんにそっくり。うどんは見た目を裏切らない弾力というかコシ。いちだ家でいう「やわい」くらいでした。料理オンチなので出汁とか難しい話は分かりませんが、大変美味しくいただきました。

武蔵野台地の郷土料理


埼玉県西部と東京都多摩地域
武蔵野うどんは江戸時代から武蔵野台地の農家で親しまれてきた郷土料理で、現在も埼玉県西部(川越・所沢・狭山など)と東京都多摩地域(武蔵村山・東村山・小平など)で手打ちの家庭料理として食べられています。
この地域の農家では、昔から冠婚葬祭や正月・盆などの行事を家で行い、ごちそうの最後に手打ちうどんを出す風習があったそうです。うどんだけではお腹を満たせなのでと、旬の野菜を添えた「糧(かて)うどん」として食べるのが一般的だったようです。
”武蔵野うどん”という呼び方は、長年“手打ちうどん”と呼ばれていたものを、国学院大学名誉教授の加藤有次氏が「武蔵野手打ちうどん」と命名し普及活動を行ったことが始まりで、今では「武蔵野うどん」という呼ばれ方が一般的になりました。
この「武蔵野地域のうどん文化」は2022年3月に文化庁の「100年フード」に認定されています。
麺の特徴:一般的なうどんよりも太く、色はやや茶色〜灰色で、塩分を多めに加えるため加水率が低くコシが非常に強いです。麺は足で踏んでこしを出し、包丁で切るため長さや太さにばらつきがあり、ゴツゴツとした食感が特徴です。
地粉(じごな)使用:武蔵野うどんは地産地消が基本で、地元産の中力粉(地粉)を使って打ちます。武蔵野台地では米がほとんど採れなかったため、小麦の栽培が盛んになり、それを自家製粉してうどんにしていました。
食べ方:冷たい麺をざるやもりに盛り、温かい醤油ベースのつけ汁につけて食べます。つけ汁は煮干しやかつお節などの魚介だしに肉やネギ、しいたけ、油揚げなどを入れた濃い味で、甘みと塩味が強いです。薬味や糧(ゆで野菜)を添える「糧うどん」が伝統で、近年は豚肉入りの肉汁うどんやきのこ汁うどんが人気だそうです。
行事食として:武蔵野台地の農家では日常的にうどんを食べる習慣があり、正月や盆・冠婚葬祭で親戚が集まると米の代わりに出されるごちそうでした。うどんを手打ちできることは嫁入りの条件とも言われ、女性がうどんを打てない家は恥とされたそうです。

そっくりそのままじゃないですけど、肉汁うどん『いちだ家』が高森町にあるおかげで、何も意識しないまま、遠い武蔵野地域のソウルフードを疑似体験できていたんです。味わい深いわ~。

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