上段道路でフジバカマの管理を続けて10年~アサギマダラを呼ぶ「高砂の会」

9月頃にアサギマダラがやってくる

シニア大学35期生の会


紅葉やフジバカマを植えて管理を続ける
上段道路(ハーモニックロード)沿い、高森ドームの下の辺で、「高砂の会」の皆さんがフジバカマ周辺の草刈りを行いました。

「高砂の会」は県のシニア大学35期生が卒業後に結成した会です。上段道路沿いに20本の紅葉を植え、10年前にはその根元にフジバカマという植物を植えて管理を続けています。

フジバカマ

キク科ヒヨドリバナ族
フジバカマはキク科ヒヨドリバナ属の多年生植物、秋の七草の1つです。

高砂の会がフジバカマを植えるのには目的があって、それは「アサギマダラ」を呼ぶこと。

2024.10.11撮影

アサギマダラはチョウ目タテハチョウ科マダラチョウ亜科に分類される蝶です。夏から秋にかけてフジバカマ、ヒヨドリバナ、アザミなどのキク科の植物によく集まって蜜を吸います。

高砂の会の活動は「高森町の動植物」にも記載があります。2019年の調査では、ここでアサギマダラをはじめ、キタキチョウ、モンキチョウ、モンシロチョウ、スジグロシロチョウ、ウラナミシジミ、ベニシジミ、ヤマトシジミ、テングチョウ、クモガタヒョウモン、ツマグロヒョウモン、キタテハ、アカタテハ、ヒメアカタテハ、クロヒカゲの15種を確認することができたそうです。

野生のフジバカマは9月末には枯れてしまうのですが、ここで植えられたフジバカマは園芸種で花期が長く、10月になっても花が咲いていることも、多くの蝶を集める理由になっているようです。

知らないと刈っちゃいそう

フジバカマは意識しないと他の草に混じって刈られてしまいそうです。いろんな会の方が、いろんな目的で、いろんな場所でいろんな活動をしているので、草刈り一つにしても慎重に情報収集しないと危ないです。

関連記事

ピックアップ記事

  1. 2025.1.1撮影 言われてみれば確かに猿顔 紅猿子【ベニマシコ】 …
  2. 第5回高森ソサイチ大会 2024年12月15日(日)山吹ほたるパーク年12月…
  3. https://youtu.be/jX9zxG61PSM?si=2GIoytehH4p0FL4u…
  4. 南信州ネクサス初のホームゲーム 3X3 UNITED 優勝はリーグ外か…
  5. コーチは南信州ネクサスの選手達 BASKETBALL SCHOOL 実…
  6. 鴨ざるそば 「つゆ」と「鴨汁」両方楽しめるちょっと寒くなってくると、去年も投…
  7. 辛さはお好みでオーダー可能 テンジャンチゲセット 韓国味噌(テジャン)…
  8. スケートボードパークの可能性を感じた1日 キッズ達のスゴ技に大人が声援 …
  9. 地元、大島川でテンカラ 漁期終了1カ月前となるこの日、上市田在住の原沢さんは、地元の釣り仲間…
  10. 天竜川を遊びつくそう! 本チャンのMIZBEステーションは山吹カインズの向かいの辺にできる予…
市田柿の暖簾 「市田柿」の名で流通し始めたのは大正10年(1921年)で、既に100年の歴史があります。写真提供:清水衆
ページ上部へ戻る