10月25日、吉田城址愛護会の皆さんが吉田城址公園、通称「吉田古城」の草刈りを実施しました。今年度はこれが3回目の草刈りとなります。
本日は総勢17名!
ご自身達では「高齢化が進んでいる」とおっしゃいますが、元気だし、なごやかだし、それでいて運営もしっかりしているし、吉田城址愛護会は力強さを感じる組織です。本日は17名の方が作業を行いました。
草刈りの向こうに目的がある
同じ草刈りの作業でありながら、他の環境整備系団体の作業と違う空気感を感じる吉田城址愛護会ですが、これはきっと「荒れた場所をゼロに戻す」作業ではなく、「この場所に新たな価値を創る」「古城桜を育む」というポジティブな目標があるのが原因じゃないっすかね。
毎年ただただ同じ場所の草を刈って、伸びたら刈って、伸びたら刈って・・・の繰り返しではここまでのモチベーションの維持は難しいですよ。
カッコいい!
この作業中、ネガティブトークは一切ありません。なんかね、皆さん、カッコいいんですよ。来春のイベント、楽しみです。
新品種『高森古城』メモ
吉田城址公園には30本超の桜が植えられています。桜は増やす際に別の桜の台木を使うのが通例で、ここでも元々1本しかなかった『高森古城』を台木を使って増やしました。そのうち何本かは台木の性格が強くでてしまい、高森古城の特徴が消えてしまったものもあるそうです。
細くほうき状の樹形をとるのがこのたび新品種認定された『高森古城』。
傘状に広く広がる樹形になるのは台木に使った桜の特徴。