ラクトバチルス・カゼイ・シロタ株~ヤクルト1000が品薄なこの機会にヤクルト創始者の代田さんが飯田出身だっていう話を
「ヤクルト1000飲んだら朝までぐっすり寝られる」なんてマツコさんが言っちゃった日にゃ・・・即刻入手困難ですよ。私もテレビでマツコさんの話を聞いた翌日からヤクルト1000を飲んでます 笑
確かに、便の調子がいい!
ヤクルトの売りといえば乳酸菌ですが、ヤクルトに含まれる乳酸菌シロタ株は、ラクトバチルス・カゼイ・シロタ株と呼ばれたり、Lカゼイ・シロタ株とも呼ばれます。酸素があってもなくても増殖することができ、耐酸性があることで胃酸にも負けず排泄されるまで生き続けることができます。生きて腸までたどり着くことができるからこそ、腸内環境を改善して健康維持に一役買ってくれるわけです。ちなみに、ヤクルト400やヤクルト1000、これは400億個、1000億個の乳酸菌が入っていることを表すネーミングだそうです。そしてこの乳酸菌を発見した人が、ご存じ飯田出身の、もっと絞ると竜丘出身の代田稔さんです。
代田稔さんが京都帝国大学(現在の京都大学)で医学の道を歩みだしたのは1921年。その当時日本はまだ豊かとはいえず、衛生状態の悪さから感染症で命を落とす子供たちが数多くいました。
そんな現実に胸を痛めていた医学生時代の代田さんは、病気にかかってから治療するのではなく、病気にかからないようにする「予防医学」を志し、微生物研究の道に入ります。
そこで乳酸菌が腸の中の悪い菌を抑えることを発見、これをさらに強化培養することに世界で初めて成功します。
それが、今日「乳酸菌 シロタ株」と呼ばれる学術名 ラクトバチルス カゼイ シロタ株という乳酸菌です。
その後、代田さんは、生きて腸内に到達し、有用な働きをする「乳酸菌 シロタ株」を、一人でも多くの人々に摂取してもらうため、有志と共に安価でおいしい乳酸菌飲料として製品化します。
そして1935年、乳酸菌飲料「ヤクルト」が誕生しました。
ちなみに、国立市のヤクルト本社には代田稔記念館があって、代田さんの生涯を知ることができます。
どうですか、名横綱大鵬のお父さんがウクライナ人だっていうのを知ったときとどっちが驚きました?