5月18日は地元の中学生、地域応援隊がやってきた。午前中の3時間、地元の文化と仕事を知り、お手伝いを行うという学校プログラムである。年三回あるので、今回は文化財の保護保全がテーマである。瑠璃寺にはどんな文化財があり、どんな保護活動を日常行っているのか体験してもらった。 最初は仏画や文書を保護する防虫防カビシートの入れ替え作業である。展示室及び保管庫から掛軸や文書の入った保管箱を運びだし、半年前に入れたシートを取り出し、新しいものを入れ替える。シートの手触りや匂いを確認しながらの作業である。 それが終わると、本堂と収蔵蔵にある仏像の保護保存のお手伝い。これまでどう守られ伝えられてきたのか、文化財的な価値の話をしながら作業をしてもらう。仏像に触れてもらうわけにはいかないので、基本堂内の清掃作業が主な仕事になってしまった。それでも境内と違って、一般の人が清掃することはない場所なので、なにか感じてもらうことはできたかなあ…
情報提供:瀧本住職さん