MEGAドンキホーテは面白いなって思ったところをちょっと
- 2022/2/27
- お店/会社
MEGAドンキホーテは、面白いなと思った所をちょっと書いてみます。
今日、買い物に行ったところ、MEGAドンキホーテの1F、セール品コーナー上に、写真のようなドンペン(ドンキホーテのマスコットキャラ)がぶら下がっていた。
あれ?でもこれよく見るとドンペンじゃなくて、くじら…?あれ?でもくちばしは黄色いし…と見ると、これ手作り改造っぽいのである。おなかの「ド」のマークはどうみても手描き。くちばしはよく見ると新聞紙が透けて見えてる。ドンペンが乗ってるのはこれ、普通の道路とかにある網フェンスでは?
という所で、こんな記事を思い出した。
https://toyokeizai.net/articles/-/61060?page=3
一部引用すると
「商品仕入れは各店舗が主体
その権限の移譲=微調整はかなり大胆だ。商品仕入れは各店舗それぞれが主体となり、地域特性などに応じて売り場をつくっている。現場の権限は大きく、たとえば陳列棚一本の仕入れを、なんと経験を積んだアルバイトに任せてしまう」
これと、手作りくじらドンペンを見て、腑に落ちたところがある。
高森MEGAドンキができる前は、通学と出張先のドンキぐらいしか行ったことがなかった。だから中央一括仕入れ型のディスカウントストアだと思っていたのだが、実際には違うようだ。例えば、お肉コーナーにラム肉やら内臓肉があったりするけど、あれは高森ローカライズの結果っぽいのだ。
そう思って店内を見ると、POPなどにも「タカモリ」とかいうキーワードがちりばめられている。
たぶんこれらは、外の会社がやってきた、というイメージではなく、地道に地域に溶け込もうという努力なのかなと思う
ここだけの話、自分はアピタ高森店時代、いつ閉鎖されてもおかしくないと思っていた。お休みの日にお買い物いっても全然お客いないし…。一時期ユニーは店舗整理を進めて、東海三県+静岡以外の店舗は閉鎖するというニュースが出たとき、いよいよかと思ったものである。
しかし、アピタの運営会社をドンキホーテの運営会社に買収。その後、高森アピタが東海三県以外で初(って当時言われたと気がする)のMEGA・ドンキホーテUNYになった。
そして今では、買い物に行くと7,8割駐車場が埋まっていて、家族連れのワンボックスカーなどがよく見られ、たくさんのお客さんで賑わっている。
飯田市には丘の上(飯田市駅前の昔ながらの市街地)には、昔ユニーがあった。その後ピアゴとリブランドされ最終的には閉店したけれど、そのためにわりと「ユニー」というブランドは一定以上の年齢の人には結構思い入れがある。それが、ドンキホーテの運営会社に買収されて「UNY」ブランドが戻ってきて、復活しているというのはなんとも、世の中面白いなと思った。
あと最後に、最近、特に「AI」だとか「DX」だとか「IT化」とか言われる。ドンキホーテもこれをかなり活用している会社であるのは、アプリなどを見ても明らかだ。だが、これがたどり着く先とは、コンピュータに制御されたディストピアSF見たいな世界……では、ない、という事を示しているのでは?とちょっと思う。
AIやITの力を借りて色々な所を効率化すると、リソースが空いてくる。この空いたリソースをどうするかというと、今までは対応できなかった細かいニーズに寄り添っていくことができるようになるのでは?そのようにした所が、最後に生き残るのでは、と思った。
情報提供:松島英洋さん