タカート調査隊活動報告

【お地蔵様について】
ボス:高森町にお地蔵様があるのはしっているな。
隊員:お地蔵様ですか、たくさんありそうですね。
隊員:瑠璃時の六地蔵様はよく見ますね。
ボス:他にもお地蔵様はあるはずだ。
隊員:全てですか?
ボス:それは任せる!高森町のお地蔵様について調査して来い。
隊員:了解しました!
隊長:調査をする前にお地蔵様について勉強をしようと思う。
隊員:そうですね。
隊員:それでは、瑠璃寺のご住職にお話を聞けるように連絡をしますね。
隊長:ご住職、お忙しいところお時間をいただきありがとうございます。
住職:お地蔵様についての話ですね。
隊長:はい、お願いします。特に六地蔵様について教えていただけますか?
住職:それでは・・・。観音様やお地蔵様は人々を守るために祀られています。特にお地蔵様は子供の守り神として祀られています。中でも六地蔵は6つの世界【六道】を守護する仏様とされています。六道とは、仏教において衆生がその業の結果として輪廻転生する6種の世界のこと《天上道、人間道、餓鬼道、修羅道、畜生道、地獄道》です。

【瑠璃寺の六地蔵】
住職:この六地蔵を見て何か感じませんか?
隊員:手に持っているものが違います。
住職:お地蔵さまが手に持っているものは、錫杖、珠与願印、如意宝珠、梵篋、施無畏印、経巻が一般的です。
隊員:笠をかぶっていますが、少し前までは毛糸の帽子をかぶっていたような・・・
住職:寒い時期は毛糸の帽子になります。地元のご婦人がかぶせてくださいます。
隊長:昔からこんなに離れていましたか?
住職:中央道よりも下にあり、道路の改修工事で現在の位置に移動されました。以前の場所は通称「石佛」といわれている場所で、そこから縄文や弥生の遺品が発掘されています。台座を見てください。そこに寄進者のお名前が彫られています。六地蔵さまは大島山村内の41名の皆さんからの寄進によって建てられました。1855年、安政2年のことです。
隊長:首や胴体に亀裂があります。
住職:首や胴体の亀裂ですが、これは倒されて割れた証です。皆さんにはこのことをよく知っていただきたいです。
次回MISSSION26②「廃仏毀釈」とは
★TAKART 2021 JUL Vol.26より
一気読みしたい方は冊子を入手してください。町内のあちらこちらに置いてあります。