\今日はライブもあるよ/甕えみさん10年ぶりの個展『トキツカゼ』黒田のカフェ・アートハウスで2月6日まで~1月28日にはライブもあるよ
1月28日(日)はコラボライブ
”書家”という枠には収まらない創作家・・・アーティスト、甕えみさんの個展『トキツカゼ』が飯田市上郷黒田のカフェアートハウスさんで2月6日(火)まで開催中です。
1月28日(日)の午後2時30分からはコラボレーションライブ『天祈音ヒラキ(あのんひらき)』があります。たむらなおみさんの唄、夏秋文彦さんの音、甕えみさんの即興舞書、杉浦みずきさんの舞踊、田村鷹さんの太鼓によるコラボレーション。
チケットは2,000円+ワンオーダー、18歳以下は無料です。人数制限があります。
個展『トキツカゼ』は2月6日まで開催
甕えみさんの10年ぶりの個展『トキツカゼ』が1月26日から始まっています。2月6日(火)までの開催となっていますので、美味しいコーヒーを飲みながら甕さんの作品をご覧になってはいかがでしょうか。ご本人もいらっしゃいますよ。
久堅和紙の手法に試行錯誤を重ね、「和紙を錆びさせる」ことで表現される「終わりのはじまり」。闘病中の友人のためにしたためた季節の言葉、七十二候「季節 こと乃は 福暦」は2024年春の新作が展示販売されています。
春夏秋冬をそれぞれ6つに分けたものが二十四節気。それをさらに3等分したものが七十二候です。
季節の訪れを一歩先んじて察知することができ、農耕作業をすすめるためには今も欠かすことのできない暦です。七十二候は、その二十四節気を約5日ごとに3等分し、1年を七十二に分けたものです。たとえば
東風解凍(はるかぜこおりをとく)2月4日頃
黄鴬睍睆(うぐいすなく)2月9日頃
魚上氷(うおこおりをいずる)2月14日頃
土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)2月18日頃
霞始靆(かすみはじめてたなびく)2月23日頃
草木萌動(そうもくめばえいずる)2月28日頃
蟄虫啓戸(すごもりのむしとをひらく)3月5日頃
桃始笑(ももはじめてさく)3月10日頃
菜虫化蝶(なむしちょうとなる)3月15日頃
豊かで厳しい自然の中で生活をしてきた日本人の感性を、甕さんが自由な書体で表現しています。病室から出られない友人に贈り続けた心を感じられる作品です。
お久しぶりです。
七十二候の福暦の制作をしておりましたが、個展の開催は、10年ぶりくらいになるかもしれません。
常に、変化の人生ですが、10年前は、15年間、学生さん達と全力してきた大好きな書道教室を突然リセットした後、突然のニューヨーク?
からの 個の自分をいっぱい体験だなぁ〜と、思っていたらあっという間の10年、
わたしは、どこにもいなくて、どこにもいたんだなあ〜と、ホッとするような、あきらめがついたような、、、
これがわたしか〜と、思った今日この頃、「トキツカゼ」良いタイミングの風個展をさせていただくことになりました。
祈りをこめて
作品は、わたしはいつも、この空気の中にある何かと話しをしながら、題材がやってくるのですが、
2年前に、紅葉の森にいる中で、天国みたいにキレイだなあ〜と、 思ったところから、和紙をサビさせたいと、思いつき、頭に思い浮かんだものを試行錯誤。。。
その話は、追々。
オイオイじゃなく〜
聞きたい人だけ、聞きにきて下さい。
笑
七十二候の「福暦」春の号も、会場で販売してます。
今回、挿絵をリニューアルしました。
会場でも、お気軽にお声掛け下さい。
時間がゆっくり流れるアートハウス
今、甕さんの個展が開かれている黒田のカフェ、アートハウスは、その名の通りカフェの一角に展示スペースが設けられていて、ちょくちょく個展が開かれています。
そんなアートハウスは、ちょっと奥まった立地のせいか、とても静かで、時間の流れ方がとてもゆっくりです。
通り沿いではないので、「行こう」と思わないと見つけられないお店。
なんですかね、この、時間の流れから取り残されたような感覚
近所の小学生が見つけてきてくれた宝物の石とか、お客さんが作ってくれた猫の置物とか、なんか、暖かく迎えてくれているような不思議な感覚。