5月30日、吉田城址愛護会が恒例の草刈りと令和4年度の定期総会を行いました。
草刈りは慣れたもの
平らな面はモアが担当、木の際や土手は刈払い機が担当、ものの30分程度で城址公園はきれいになります。70歳以上の方が多いとは信じがたい作業スピードです。
新品種認定「高森古城」
草刈り後は吉田区民会館に場所を移して定期総会が開かれました。そこで、2009年から品種調査を行ってきた古城桜が新品種として認定されたと報告がありました。平成10年に竹藪の中から故下村喜久美氏によって発見された桜は平成21年から品種調査を進めると共に、原木の観察と接ぎ木による増殖と、保護活動によって見守られてきて、令和4年にしてようやく新品種として認定されるに至りました。
桜も荒廃地対策の産物
平成15年から「里つくり委員会」を中心に「区」と「愛護会」、「区民有志」で荒廃地整備に着手、吉田小沼の荒廃地はどうしようもない場所でしたが、整備が報われて、今では皆さんご存じ北部火葬場五稜の杜として立派に活用されています。また吉田城址でも桜が新品種に認定され、これも荒廃地対策がもたらした産物と言えます。
20年にもわたって整備活動を継続してこられた吉田地区の根気には頭が下がります。その結果が五稜の杜であったり桜であったり。ですが愛護会の皆さんは城址公園の整備についてまだまだ満足していません。これからも力強い活動が続いていきます。
この会も例にもれず高齢化が進んでいます。吉田区民に限らず、吉田城址公園の整備に関心がある方は活動に加わってみてはいかがでしょうか。
情報提供:吉田城址愛護会