昨年秋に下市田に突如現れた古民家カフェ?パン屋?『ダイコクグラ』に行ってみた

粉工房ichiさんの店舗もあるよ

噂は聞いてた『ダイコクグラ』


なんとなくで出かけたら、なかなかたどり着けなかった
下市田で粉工房ichiさんが?も?テナントとして入ってるリノベ古民家が出現したらしいという噂は、なんとなく遠くの方で聞こえてた感じはあったのですが、ふわっとした情報しか知らなかったので、しばらくその存在を忘れていました。そんでも何日か前の信毎の記事に触発されて行ってみたっつわけ。
「はいはい、区民会館とこの下の安養寺の辺ね」なんて地元民ぶって出かけてったら、その通りがけっこう細くて、何度か入りそこねたり、回り込んで間違ったりで、ぶった自分を恥じながら下3の力行会館の駐車場でスマホ見ようとしたら、あ、目の前の土蔵が怪しいじゃんて、なんとかたどり着きました。

古民家カフェはオシャレでも驚かないけど

独特の異世界感


現実社会から隔離されたような空間
いやもう古民家カフェがオシャレなのは驚きませんよ。そういうセンスのある方がそもそも古民家をリノベしようって考えるわけだから。でもまぁ限られた予算をバランスよく注ぎ込んだんだなって感じの仕上がりです。決して華美に作りこみ過ぎてない感じもいいっす。ゲストハウスになる予定の二階とかはまだリノベ真っ最中ですけど。

そっか、そういうことか


空間づくりに視野の広さを感じてしまった
二階はゲストハウスのオープンに向けて目下作業中。長野県の高森町で都会的な宿をつくれば、地元の人はちょっと嬉しいかもしれない。けど都会に住む人、はたまた外国人からみた長野県の高森町に期待する世界観て何よっていうスタンス、そういえば「のらりくらり」も「ウエダイラハウス」も、町内のゲストハウスはそんな感じのところが多いか。

粉工房ichiは不定期開店

今日と明日はお店が違ってる


カフェは日替わりで
飯田でもたまにありますよ、駅裏の辺に1つの店舗を何名かで日替わりで運営するカフェ。シェアキッチンとか言うんですかね。高森にもついに、ここダイコクグラでシェアキッチンが登場しました。1階のカフェスペースは2025年1月時点で「nealy coffee」さんと「tojiya」さん、「aloha treats2024」さんが日替わりで運営。スケジュールはインスタで発表されています。

なお出展者は現在も募集中だそうです。
自分のお店を出すのが夢っていっても、新築は言うまでもなくリノベーションだって初期費用はかさみ、その費用を回収するプランはなかなかハードルが高いです。でもこのシェアキッチン方式なら、とりあえずスモールスタートが切れます。自分の構想が需要とマッチするのかを試すテストキッチンとしても機能します。
そして隣接する粉工房ichiさんも独特。子育て真っ最中の女性店主の細田さんが製造から販売までをたった一人で行うパン屋さんです。「できる範囲で」の割り切りが潔く、不定期オープンの現在でも、丁寧に作られるそのパンには根強い固定ファンが多いんです。

シェアキッチン方式のお店は、近所にお店が複数できたようなお得感があります。昨日と今日、明日のお店が違うので、飽きることがなくて。

tojiya【とうじや】


私がお邪魔した日はtojiyaさんのターン
テーブルにつくと、お冷ではなく白湯がでてくるあたり、「わかってる~」って感じで、寒いこの季節にありがたかったです。

ランチをいただいたのですが、料理の説明は忘れちゃったので写真だけ載せときます。

下市田学校で活動する陶芸クラブ

やらまい会陶芸作品販売


地域の力をつなげてカタチにして地域に還元
この建物のリノベーションは、業者さんへの委託だけではなく、地元のボランティアの皆さんによって為されてきました。お店で使用する家具は、ご近所のお年寄りの方が提供してくれました。そして若者や移住者の方がお店を運営してくれます。そして、そのお店では地元の陶芸クラブの皆さんの作品を展示・販売しています。手を入れなければ朽ちていくだけの空き家を再生し、若者にチャンスを与え、地域ににぎわいをつくる。そこに似た空気感の人たちが仲間を求めて集まる・・・う~ん、うまく書けない。
何もなければ地域にあってもバラバラな力を、ダイコクグラが接着剤となってつなぎ合わせ、その恩恵が地域に還元されていくようなモデル。

ああ、これからはこんな価値観が主流になっていくのかなぁなんて、白湯飲みながら考えちゃいました。
敢えて調べずに行ってみて、その日がパン屋なのかカフェなのか分からないのも面白くないですか。そんなダイコクグラのインスタアカウントと、地図がこちら。

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