大嶋山瑠璃寺の新年は大般若転読で幕を開ける~三蔵法師が持ち帰った600巻の経典を一期読み!

大般若経約500万字600巻を転読

大般若転読


三蔵法師玄奘がインドから持ち帰った経典
瑠璃寺では毎年新年を迎えると同時に大般若転読が始まります。大般若経転読(だいはんにゃきょうてんどく)は、大般若経の空の教えを体得し、苦厄を消し、内外の怨敵を退散させ、五穀豊穣や国家安寧、平和を祈念し、人々を幸福な生活に導くために行われます。
転読は、経本を1巻1巻広げて流し読むことで、その様子によって清らかな「般若の風」が起きるとされており、この風に触れると諸願が成就するともいわれています。
大般若経は、西遊記にも登場する三蔵法師玄奘がインドから持ち帰った経典で、あらゆる仏典の中で最大規模を誇ります。字数は約500万字、全部で600巻です。その大般若経から一番良いところを選んで編集したものが般若心経です。

住職は大般若経の準備中なので

除夜の鐘は参拝者のみなさん


大晦日の11時45分頃から除夜の鐘が始まります。その頃、住職さんは大般若転読に向けてスタンバっているので、除夜の鐘は一般の参拝客の皆さんに委ねられます。11時30分頃には参道から客殿に向かう通路には順番待ちの長い列ができます。

寒い中、二年詣りに訪れた参拝客のみなさんは、かがり火にあたりながら、振舞われる甘酒を飲んで暖を取っていました。

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