沖縄や台湾に移動する途中のアサギマダラ、ただいま高森町内にも飛来中~羽ばたきが優雅で独特の存在感

2024.10.11撮影

あさぎ(浅葱)は翅の色から

アサギマダラ


チョウ目アゲハチョウ上科タテハチョウ科
マダラチョウ亜科アサギマダラ属アサギマダラ

夏を高原などで過ごしたアサギマダラが南へ旅立つ時期。町内でもちらほら見かけます。
アサギマダラは、日本を含む東アジア一帯に生息する美しいチョウです。翅の色は淡い水色に黒い斑点が特徴で、その繊細な模様から、観察対象として人気があります。

翅の白く見えるところは半透明で薄い水色なんだそうです。その色を浅葱(あさぎ)色というので、そこからアサギマダラなんですって。
そこそこ大きいし、ヒラヒラゆっくり舞う感じで、けっこう近づいても逃げない印象、独特の存在感があります。

2024.10.11撮影

アサギマダラは長距離移動(渡り)をすることでも有名です。春に南からやってきて、標高の高い高原などで夏を過ごします。秋には高原から下りてきて南へ数千キロも移動し、台湾やフィリピン、沖縄などの暖かい地域で越冬します。高森町でも春と秋に見かけるのは、この移動の途中に立ち寄るためです。

このチョウはフジバカマ、ヒヨドリバナ、アザミなどキク科の花の蜜を吸っているところを見かけます。『高砂の会』のみなさんが高森ドームの下、ハーモニックロード沿いに、アサギマダラを呼ぶためにフジバカマを植えている場所があります。

2024.10.12撮影

野生種のアザミやヒヨドリバナはもうピークを過ぎた感がありますが、高砂の会のフジバカマはまだ蕾、もうじき開花って様子なので楽しみですよ~。

高森町の動植物は「蝶類」で255ページあたりにまとめられています。

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