スズメより多くね?言葉を使うと言われているシジュウカラの研究の発端は長野県軽井沢町

2024.10.28撮影

スズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属 留鳥

シジュウカラ


文法をもつ言葉を使う小鳥
野鳥に興味がないと、その存在にも気づかないかもしれませんが、ま~そこらべったりおる小鳥の1種がシジュウカラ。ウチの近所ではスズメより多いですよ。

高森町の動植物では170ページ。天竜川の河畔林から山地の頂上まで広い地域に生息し、森林だけでなく集落や河川、農耕地でも樹木があれば棲むことがでる鳥です。「ツピーツピー・ジュクジュク」と鳴きながら、主に樹林の下層部を移動し、枝葉にいる虫を主食にしていますが、冬は植物の種や果実を食べることもあります。1年中ほぼ同じ場所で過ごし、生きている限り、つがいは変わらないそうです。春から夏にかけて、樹洞や人工物の穴、石垣などに苔を集めて作った巣に産卵して子育てを行います。ひまわりの種など入れた餌台や板で作った巣箱をよく利用する身近な鳥です。他のカラ類と似ていますが、シジュウカラは白黒のツートンカラーで胸に黒いネクタイをしているので見分けがつきます。

2024.9.28撮影

鳴声のバリエーションが多くて賑やか。

動物言語学の研究対象

言葉を話すらしい


複数の鳴声を文法に沿って組み立てる
シジュウカラは、複数の鳴き声を組み合わせてコミュニケーションをとると言われています。鳴き声の組み合わせ方には、順番による「文法」があるという研究結果があるそうです。ちなみに、この研究は軽井沢町の森で行われた観察によって発見されたそうです。

2024.10.28撮影

2024.6.25撮影

 似ているコガラ、ヒガラとの見分けるポイントは胸の”ネクタイ”と言われている黒い縦模様。これ、雄は太くて雌が細いんです。幼鳥はここまではっきりしたネクタイは見られないみたいです。

2024.10.31撮影

2024.10.31撮影

2025.1.8撮影

雪の日は藪の中で雪をしのぐように動いているように見えます。

2025.1.8撮影

ま~、だから鳴声にいろんなバリエーションがあるので、声だけで野鳥を判別するのは至難の業。分からないときは声を録音して役場の松島さんに聞きに行くと教えてくれます。

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