三浦喜久夫議員活動報告2-3より~なぜサッカー場建設なのか?その経緯

高森町議会議員の三浦喜久夫さんの議員活動方向が届きました。皆さん気になっているサッカー場について、議員さんしか分からない経緯などをまとめてくださっています。他の話題も含め、何回かにわけてお伝えします。

なぜサッカー場なのか

サッカー場建設構想
 4年ほど前に、県サッカー協会からJFA公認のサッカー場を南信地方に整備する要望があった。同時期、壬生町長一期目初期「かわまちづくり構想」の中で、国交省の進める堤防護岸整備を兼ねた防災ステーション計画にカヌーとビーチバレーなどのスポーツパーク構想はあった。しかしサッカー場(105m×68m)が確保できるスペースはとれなかった。「ほたるパーク」が用地選択肢のひとつではあったが要望に対する返答は見送っていた。
下河原R153沿いの土地利用
 リニア新時代を見据え、商業施設などが集中している現在のカインズやメガ・ドンキ店周辺の国道沿いは、今後も商業地として発展する可能性は高い。その裏手となるJR下平駅間は、国道沿いの現存する大型店を前にして、新たな店舗が進出するには厳しい環境にある。町は「かわまちづくり構想」と一体化した誘客・関係人口を促進し、今後の「住む」「楽しむ」場所として、効果を引き出すための土地有効活用が考えられていた。
旧ダイエー高森店閉鎖
 山吹「ほたるパーク」隣のパチンコ店が閉鎖され、転売される情報が昨年5月頃に入る。町は「かわまちづくり構想」と一体化した、ほたるパークやJR下平駅周辺の土地利用が、民間の自由な開発に繋がらないようにするため、旧ダイエー高森店側と交渉を続けてきた。この時点でサッカー場建設構想が明らかになるとパチンコ店の営業に支障をきたすことになり、公にはできなかった。旧ダイエー高森店閉鎖情報と同時進行で、ほたるパーク周辺を青少年の集う場所として有効活用するため、サッカー場建設構想が進み始めた。

議会に「JFA公認」示される

11月2日
議会全協にてサッカー場建設計画進める事について議会に打診。反対者なし、計画を進めていく事を了承する。
12月1日
議会全協にてサッカー場の計画概要を山吹区など地元の皆さんへ説明、方向性として概ねの了解を得たとの報告を受ける。
1月4日
臨時議会「財産の取得について」「補正予算について」の議案・・ダイエー高森店閉鎖に伴い地権者が貸地としていた土地(地権者9人10筆)を町有地として取得する案が上程。⇒可決。
1月11日
旧ダイエー高森店閉店
1月19日~2月2日
上平・下平・山吹区・竜口地区説明会開催(人工芝コート整備・多目的広場整備・旧ダイエー高森店改修・駐車場整備・現道を一部廃止・概算費用6億円など)
2月8日
公開予算査定(概算費用が8億8000万円となる)
2月25日
全町民に向けた説明会(2回p1:30とp7:00)開催

臨時議会で議案が可決される

 1月4日臨時会が開かれました。(旧ダイエー高森店閉店のプレスリリース(1/4)に合わせたこと、2月中に地権者との契約を進めるために急きょ開議)
⇒ほたるパーク周辺用地をスポーツ施設等整備のため、山吹4535番1他、10筆(合計13.752㎡)地権者9人(予定価格1億3064万4000円、財源は財政調整基金繰入)の土地を町有地として取得する議案が上程されました。賛成10・反対3で可決。(三浦は賛成)(反対意見:1億を超える多額の金額を補正で行うことは認められない。当初予算で行うべきなど)
その他サッカー場に関する基本設計、業務委託料 1122万円(財源は予備費減額補正)についても、賛成多数で可決されました。

2月全協での三浦議員の質問

2月の全員協議会で三浦議員の質問とそれに対する回答です。

Q1:マイクロプラスチックの課題
A1:天然素材に近いロングパイル製品を使用
Q2:概算見積が甘い
A2:計画を進める中で試算し公表する
Q3:全町民対象の説明がない
A3:概要計画がある程度まとまれば行う

山吹地区の説明会に参加して

 山吹区としては、計画を進めていく事を概ね了解する方向であり、作るなら良いものを、また地域にとって使いやすい方向でとの要望。財政負担が多くならないこと。有利な補助金を活用する事が、今後の課題となる。

建設の概要(2月8日時点)

サッカー場整備
・人工芝競技場(105m×68m公認コート)アップスペース
・クラブハウス(旧ダイエー高森店改修)管理室・会議室・更衣室など・多目的屋内運動場・北側駐車場の整備
・多目的広場の整備:地域住民のための広場 (ほたる祭り開催など) 屋外ステージ
財源
・スポーツ振興くじ助成などの国庫財源+交付税措置のある地方債+地方創生拠点整備交付金 
概算事業費
人工芝コート・クラブハウス改修費に概算8億8000万
(補助金3億5000万・地方債3億3000万・一般財源2億)
事業スケジュール
クラブハウスなどR5共用開始 競技場R6供用開始
概算ランニングコスト
収入(入場料他730万)支出(指定管理費人件費等1100万)
人工芝と天然芝の費用比較
■人工芝
施行価格:7000万~1億2000
維持管理:年間100万
使用制限:常時使用可
改修工事:傷み具合で補修
改修費:100万~2000万
環境面:マイクロプラスチック問題
保全対策:防球ネット下部を目の細かい網にすることでピッチ外への飛散を防ぐ・配水設備にフィルターを設置して沈殿した芝の破片を回収する・自然分解素材の人工芝を使用
■天然芝
施行価格:4000万~7000万
維持管理:1000万~4000万
使用制限:年3回×1か月芝の養生期間必要
改修工事:@5年程で全面張替え10~200
万改修費:1億~2億
環境面:維持管理に大量の水が必要、農薬
その他
コート確保のため、現道一部廃止、下水道と水路の付け替えなどの工事が発生する
山吹下河原土地利用⇒都市計画の議論を始める⇒土地利用協議会の発足(現在、用途地域の指定があるのは出砂原地区のみ)
都市公園として公園整備する⇒国からの補助が受けやすくなる
R4予算
サッカー場周辺の設計費 1800万・かわまちづくり 920万・上平川改修 3300万・山吹下河原委員会 100万が上程される予定。(担当課 教育委員会)

2月末時点での三浦議員の感想

ほたるパーク周辺の土地利用計画
 JR下平駅から山吹駅にかけての国道沿線は、今後様々な面で変わっていくだろうと考えられる。
建設ありきなのか?子供の健全育成・教育環境整備・関係人口増やす?・開発?保全?
リニア関連
 行動を起こすのか?何もしないのか?・優先すべきことは何なのか?
下平駅前から山吹の河原にかけては、竜神大橋の工事が着々と進み、天竜川護岸整備と共に、カヌー国体会場が整備されていきます。かわまちづくり計画の中で、消防署が移転、川の駅ができると、10年後の竜の口一帯が変わっていきます。
 開発と保全、表裏一体のまちづくりをどう舵を取っていくのか、町と議会の責任も重そうです。

3月定例会

3月定例会9日、一般会計補正予算に修正動議が出されました。
ほたるパーク周辺開発に係るサッカー場及びクラブハウス改修について
歳出・教育委員会 教育費 保健体育費 社会体育施設費
◎山吹ほたるパーク周辺開発事業
 工事請負費 3億1130万円
 業務委託料 990万円
歳入・国庫支出金 町債
◎地方創生拠点整備交付金事業 1億6060万円
◎一般補助施設整備等事業債(補正予算債)1億6060万円
に対し、提案者原議員・賛成者北沢・佐々木議員から修正動議が出されました。
提案理由(要約)
・11月の議会全協で突然、サッカー場建設構想が示され、全町説明会が2月末に行われたが、「初期投資や維持費・利用見込み・図面などの知りたい情報は判断するに不確かなものしか示されませんでした。」
・サッカーグランドとクラブハウスの①施設の改修構想検討②基本設計図の作成③概算工事費の算出を、2月24日に2つの業者が入札で決まり依託され、期限は3月31日となっている。
・所管する総務民生委員会では、3月定例会まで協議する機会がなかった。
・サッカー場全体構想がまとまる前にクラブハウスを整備する事はあり得ない。
・保育園の改修、福祉センターの耐震化など控え、将来相当の財源が必要になることは明らかであり、30.3%の財政調整基金を取り崩す必要はない。
歳出:3億2120万円を削除する。
歳入:交付金1億6060万円・地方債1億6060万円を削除する。
これに対し、他の議員(三浦含む)からの質疑等発言がありました。
・11月の全協で議会に示された際に、計画を進める事に一人も反対者がいなかった。
・公表以来、議員が町民説明会以前に情報を得ることはできるはずである。
・1月・2月、総務民生委員会で協議する時間は充分にあったはずで、議論がされなかったことは、議会の汚点である。
・ほたるパーク周辺開発事業の一環で、サッカー場の全体構想はある。用地を取得後、クラブハウスの改修の説明はあり先行してもおかしくない。
・補正で内定をいただいた国庫補助を返還するとなると、今後の地方創生拠点整備交付金を受けることに影響する。当町だけでなく地域全体に影響する。
採決の結果
修正動議は、賛成3・反対10(三浦は反対)で否決され、
補正予算原案に対しては、賛成10(三浦は賛成)・反対3で承認されました。
11日、予算審査特別委員会で、「組み替え動議」が出されました
3月予算委員会は、議長を除く議員13人による、予算審査特別委員会が設置され、令和4年度一般会計予算案の審議を付託されます。総民・産建委員会が2つの分科会に分かれ、所管の事業について審査します。
3月11日、予算審査特別委員会全体会が行われ、審議の中で「組み替え動議」が、北沢議員・原議員・佐々木議員から提出されました。
組み換えを求める理由は、補正予算の修正動議の提案理由に加え、「議会の同意を得ず、地方創生拠点整備交付金を申請することは、議会軽視と言わざるを得ない」「下市田保育園施設改修整備事業・・地盤の脆弱さや災害の危険性は、町営4園の中で最悪です。地質の専門家に現地を調査してもらい安全か否かを判断してもらうべきです。そして、大幅改修でなく新築移転で検討すべきと考えます」という理由で、削除・減額の組み換えを行い再提出することを求めました。
歳出について
社会総務費スポーツ・文化支援事業のスポーツ団体出資金300万円。社会体育施設費の山吹ほたるパーク周辺開発事業費808万6千円(改修するクラブハウスの賃借料600万円・水道事業負担金+電柱等移転補償金208万6千円)を削除
歳入について
一般財源及び繰入金の減額をする

討論
<組み換え動議に賛成し予算案に反対>
クラブハウスに関する補正予算は可決されたが、町民の中には「ラン植物園のようになってほしくない」という思いは払しょくされていない。
クラブハウスとサッカー場は一緒に考えるべきで、全体構想が描けるまで、
進める事は止めるべき。
<予算案に賛成し組み替え動議に反対>
補正予算の修正動議は否決されている。総務民生委員長の報告では、委員会で話し合ったとされた。山吹ほたるパーク周辺開発事業は、スポーツを通じて関係人口増加や人材育成をする場と考える。

採決の結果
「組み替え動議」は否決されました。
「一般会計予算案」は「原案通り可決すべきもの」と決しました。

議会最終日、議案第27号 令和4年度一般会計予算案について
予算審査特別委員会・委員長報告の後、討論・採決が行われました。討論の中で原案に対して
<反対意見>
ほたるパーク「サッカー場建設構想」が昨年暮れ、町長から公表されて以来、十分な議論がなされていない。クラブハウスや屋外施設を含めて、サッカー場全体設計がまとまってから、議論に十分な時間をかけるべきである。県内にあるJFA公認のサッカー場も視察を行い、建設について判断してからでも遅くない。サッカー場に係る事業費は認められない。
<賛成意見>
 予算審査特別委員会全体会で、令和4年度一般会計予算は可決すべきものと決定している。など討論があり、起立採決が行われ、賛成10・反対3の賛成多数で令和4年度一般会計予算総額71億4000万円が可決されました。

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