ある飲み会の席で「おらほのおじぃま達ぁガードレールで焼肉してたって。」という話が出たのをきっかけに、高森のキャンプ仲間の間で焼肉鉄板づくりが始まりました。
ガードレールを外して試すわけにはいかないので、ガードレールを模した鉄板を試作しました。その名も「ガードレール」。旨い肉を焼いたときに出る脂の処理がガードレール型のメリットだろうと予想していたのですが、肉がスロープを滑り落ちちゃってなかなかうまく焼けません。スロープの勾配もいろいろと試しましたがどれも今一つでした。ただ、厚めの縞模様の鉄板を使ったところ、縞模様の焼き目が付いて面白かったのと、焦げにくく、肉が上手に焼けることが分かりました。
そんなおり、肉から流れた脂を捨てずに1枚の鉄板上で焼肉だけではなくアヒージョも一緒につくれないかと目論んだ、ずくのない仲間がタイヨーテックに発注したのがすずり型鉄板でした。夜にイメージを送ったら翌朝には完成品が届くというアマゾンもびっくりのスピード。
ところが、キャンプで焚火を使った焼肉をすると、肉は焼けるけど油の温度調整が難しくてアヒージョではなく天ぷらが揚がるほどの高温になって油が飛び散りました。「ないな、こりゃ。」ということでしばらくはアヒージョを諦めてただの焼肉鉄板として使っていました。
今ではカセットコンロを使うことで火加減の調整が簡単になったので、焼きを入れた具材をオリーブオイルに投入するアヒージョ使いもできるようになりました。
さらには、焼き目を入れてから”沼”の出し割に投入するという手順が楽しいすき焼きならぬ「焼きすき」も登場。新しい使い方が続々開発されています。
仕事も遊びも一生懸命!な高森町から生まれたすずり鉄板をどうぞよろしく。