悲報 太陽光パネル国産最後の砦が陥落 脱炭素時代に残念過ぎる
- 2021/10/28
- 自然/環境
高森町は町長と議会が共同でゼロカーボンシティ宣言を行いました。高森町から出る二酸化炭素は全量、高森の森林が吸収できる量まで抑えるという目標を2050年までに達成するという宣言なのですが、これには再生可能エネルギーを現在の3倍まで増やすという内容が盛り込まれており、その有力な方法として太陽光パネルの設置による発電が挙げられているのです。
ところが! かつては太陽光パネル生産世界シェアで50%を上回っていた日本メーカー、今ではそのほとんどが中国メーカーのOEM販売を行っており、国内で生産をしているメーカーは1社だけ、世界シェアは1%まで落ちていたのです。そしてその1社がついに生産からの撤退を決めてしまいました。つまり、日本で太陽光パネルを増やそうとすると完全に中国メーカーにお金が集まるという切ない状況になってしまいました。
シャープ、三菱、京セラ、パナソニックが撤退する中、最後の砦となったソーラーフロンティア(出光興産)が頑張っていたのですが、中国メーカーの規模拡大による極端なコストダウンについていけず事業の継続ができなくなりました。シャープも京セラも販売はしていますが、中身はOEMで外国製になっています。これから脱炭素社会が本格化しようというタイミングでこのニュースは残念です。